お口の健康を守るためには、予防が欠かせません。
日頃から予防を意識したセルフケアに取り組み、さらに定期検診を受けることで、歯を長持ちさせる効果があることをご存知でしょうか?
定期的にメンテナンスを受けている方と、痛みが出てから歯科医院を受診する方とでは、生涯にわたる残存歯数に大きな差があることが分かっています。
生涯を健康に過ごすためには、ご自身の歯をできるだけ長く維持することが非常に重要です。
お子様は歯が生え始めた頃から、大人の方も継続的に定期メンテナンスを受けることをおすすめします。
定期的なメンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病の予防、そして早期発見が可能となり、治療を最小限に抑えることができます。その結果、生涯にかかる医療費の負担軽減にもつながります。
早めの予防と継続的なケアで、健康な歯を守りましょう。
当院では、3ヶ月に一度の定期検診を推奨しています。
検診の頻度は、患者様のお口の状態に応じて異なりますので、診察時に通院ペースをご相談させていただきます。

当院の予防歯科の特徴
①プロによるクリーニング
歯垢・歯石・バイオフィルムの除去
どれだけセルフケアを頑張っても、歯磨きだけでは約6割、デンタルフロスや歯間ブラシを併用しても約8割しか汚れを落とせないことをご存知でしょうか?
残りの約2〜4割の汚れはお口の中に蓄積し、虫歯や歯周病菌の栄養源となって口内環境を悪化させてしまいます。
また、細菌が潜む歯垢はお口の中のミネラルと結びつき、やがて硬い歯石となります。これをセルフケアで取り除くことはできません。
そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。歯科医院では、歯垢や歯石を徹底的に取り除き、お口の中を清潔で健康な状態に保つお手伝いをいたします。
ぜひ一度、プロによるクリーニングをご検討ください。

PMTC法
PMTCとは、プロによる歯石除去・歯面清掃のことです。
セルフケアでは落としきれずにお口の中に蓄積した汚れをきれいに取り除くことで、虫歯や歯周病の予防につながります。
PMTCでは、まず歯石を除去します。
専用の器具や手動のスケーラーなどを使用して、目に見える部分だけでなく、歯周ポケットの中に付着した歯石までしっかりと取り除きます。
その後、歯面清掃を行い、歯の表面に付着した汚れや着色もきれいに落とします。

②セルフケア指導

ブラッシング指導
患者様の歯並びやお口の中の状態によって、セルフケアで注意すべき点は異なります。
どれだけ時間をかけて磨いても、ポイントを押さえたケアができていなければ、効果は半減してしまいます。
歯と歯の間(歯間)は歯周病・虫歯の好発部位です。通常の歯磨き法では歯間の汚れはあまり落とせません、当院では「つまようじ法」による歯間の磨き残しゼロを目指します。
虫歯や歯周病を予防するには、一人ひとりに合ったセルフケアを行うことが大切です。
歯ブラシの動かし方や、特に気をつけて磨くべき箇所を歯科衛生士が丁寧にお伝えします。

デンタルフロス・歯間ブラシ指導
実は、お口の中の汚れは、歯ブラシだけでは6割程度しか落とせません。
歯と歯の境目のような歯ブラシが届きにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
これらを併用することで、歯垢除去率は8割程度にまで向上します。
デンタルフロスは細い糸状で、歯と歯のすき間が狭い部分の清掃に適しています。
歯間ブラシは、歯と歯のすき間が広い部分の清掃に適しています。
当院では、歯ブラシだけでなくデンタルフロス・歯間ブラシを使った正しい歯磨き方法も指導していますので、お気軽にご相談ください。
③定期検診・管理
お口のトラブルや病気は、自覚しにくいことが多くあります。
定期検診を受けることで、そうした異変に早期に気づくことができ、複雑な治療を避けることにもつながります。
検査結果はご自宅での歯磨きの際にご活用いただけるように、お持ち帰りいただいております。
生涯を共にする大切な歯を、一緒に守っていきましょう。
定期検診の受診間隔は、患者様のお口の状態によって異なります。
適切な通院ペースをご提案いたしますので、まずはご相談ください。
